気功技術のあり方について解説していきます。
現代気功といったら、気功技術みたいな風潮があると思います。
気功技術はコンテンツのようなものです。
インターネットの普及により、コンテンツの時代は終わりを迎えています。
現代は、コンテキストの時代になって来ます。
コンテキストとは、「文脈」だったり「前後関係」という意味です。
ほかには、「状況」や「背景」という意味もあります。
気功で、例えると、気功技術に価値があるのではなくて、誰が気功技術を使ったのか?というところに価値があります。
他には、著名人のサインに価値があるのではなくて、直接会って、サインを書いてもらったという状況に価値があります。
と、言っても、転売目的で、サインをもらって、メルカリやヤフオクなど売っている人もいるようですが、傍から見れば、「それを買ってうれしいの?」と思います。
気功技術は、手品で言えば、手品のネタのようなものです。
マジックショップにいろんなギミックの詰まった、ネタは売っています。
マジックといっても、マギー司朗さんのように、ハンカチ一枚で会場を沸かせる人もいれば、ラスベガスのショービジネスで使われているような大掛かりなイリュージョンで、会場を沸かせる人もいます。
縦じまのハンカチを横じまに変えるネタを、マギー司朗さんがやることに意味が合って、余興で知らないおじさんがやっても…、という感じがあります。
音楽も名曲のコピーなど、他人が作った曲を演奏して楽しむのが普通です。
ですが、演奏を聴くとなったら、やはり、作曲者、本人が演奏することに価値があります。
ライブやコンサートも同じです。
曲が聞きたければ、音源を購入して聞けば良いだけです。
それと、もう一つの付加価値は、そこに「私がいる」かどうかです。
ライブやコンサートは「私がそこにいる」という状況に価値があります。
気功技術を持っていれば、何とかヒーラーや気功師になれると思っている人は多いですが、ヒーラーや気功師に重要なのは、クライアントのゴールです。
気功の定義は、「共感覚による内部表現の書き換え」です。
つまり、内部表現を書き換えて、いい方向に持って行くことがヒーリングです。
基本がわかっていれば、出てこない発想ですが、「あの気功技術があれば、あの問題は解決できる」と思ってしまうのは、幻想です。
コーチではないので、コーチングという言葉は使えませんが、やっていることはほぼ同じです。
抽象度を上げれば、問題が解決できるという幻想もありますが、実際はどんどん具体的にしていくことで、ゴールが見えてきます。
質問の仕方も、AIやコンピューターに質問するように具体的にしましょう。
例えば、ドラゴンボールで、ウーロンが神龍に「ギャルのパンティーおくれーーっ」といって、パンティーがひらひらと舞い落ちてくるシーンがありますが、深く考察をすると、よく神龍は誰のものがよいかわかったな。と思います。
AIやコンピューターだったら、ギャルって何?というところから始まります。
ギャルは何歳から何歳までで、どういった格好をしているのか?など、突っ込みどころは満載です。
ギャルというのは、人の名前かも知れません。
昔、「キティ」という名前の外国の方に会ったことがあります。
「キティちゃん」というと、その方が思い浮かびます。
人の脳は曖昧に情報処理できているところが、AIにできないところです。
他には、子供がおねだりするクリスマスプレゼントを買って上げるのも同じです。
演出の仕方は、各家庭でそれぞれですが、子供に、「サンタさんにクリスマスプレゼントは何をお願いするの?」とたずねて「ふあふあして丸いもの」と答えられても、サンタさんである親は困ります。
抽象度が高いと何を指しているのかが、わかりません。
一緒におもちゃ売り場に行って、実際にあるものを、指さしてもらって確認するしかありません。
適当に選んでしまえば、「これじゃない」と言って泣き出されて、クリスマスの朝が最悪になります。
質問は、具体的に、問題定義も、何が問題なのか具体的にする習慣をつけましょう。
このブログは、顕教的に書いてますが、密教的に見えることもあります。
顕教的とは、わかりやすく公開された情報です。
密教的とは、秘密の教えがあるように、情報を隠してしまうことです。
秘密を隠すのに一番いい場所は、みんなが見えるところに置くことです。
秘密を秘密じゃなくすことで、秘密が守られます。
なので、講座の内容もブログにバンバン書いています。
ただ、冒頭に書いたように、コンテキストに意味があり、講座を受けた人にしか情報が立ち上がってこないのが現実です。
講座を受講して、もう一度ブログを読むと、秘密が書いてあったことに気付けます。
はじめての気功では、気功の源泉となるカラクリの秘密を公開しています。
密教気功といっても、過言ではありません。
それが、気功の定義の意味であったり、浄化、封入、結界、気を出す、気を感じる、気の玉のワークだったりします。
これができれば、「気功は卒業していいですよ。」とも講座では、お伝えしています。
密教と聞くと、印やマントラを思い浮かべる人が多いと思います。
印やマントラ自体に意味があるのではありません。
これは、オリジナル気功技術の作り方講座で解説しています。
何を気功技術と言っているのかがわかると、印やマントラのカラクリもわかります。
昭和の仮面ライダーの変身ポーズも、印やマントラと同じと言っても過言ではありません。
多くの少年たちが、変身ポーズで仮面ライダーになりきりました。
重要なのは、臨場感や意識状態です。
つまり、トランスに入れるかどうかです。
気功技術はどう使えば良いのか?というと、話のつかみのために使います。
手品は、最初に派手なマジックを見せて驚かせることで、どんどん引き込んでいきます。
気功技術も、最初に、不思議な体験をしてもらって、トランスに引き込みます。
そうすると、内部表現の書き換えがやりやすくなります。
セルフヒーリングも、同じです。
自分を騙すために、使って下さい。
ゴールのない気功はあまり意味がありません。
ゴールありきで、気功技術を使って、理想に近づいて行ってください。
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