アーティストにとって、恐怖と感じてしまうのが、イマジネーションの枯渇です。
「ゼロ」から「1」を生み出そうとするから、大変なのです。
あるものとあるものを足せば新しいものが生まれます。
作詞のテーマ一覧
世の中の詞で一番多いテーマは、「恋愛」です。
誰でも経験するからです。
思い通りに近い結果を出すのなら、リスナーとの「共感」が重要となって来ます。
西野カナの「トリセツ」での解説がわかりやすいと思いますが、女性がこの詞を読めば、「共感」できるのが「売り」(セールスポイント)だと思います。
テーマを決める時は、聞いてほしい年代のターゲットをしっかりと設定すると、選択しが減ると思います。
テーマ一覧
- 恋愛(出会い、別れ、結婚、変わり者など)
- 愛(人間愛、家族愛)
- 夢
- 応援
- 社会(人間関係)
- テーマソング
- 童話
などでしょうか?
ヴィジュアル系などのバンドが恋愛系の曲を書くと、純愛もありますが、偏った異常な世界観もありますよね。
ゴールデンボンバーの「女々しくて」の歌詞は、男性目線の恋愛ソングとして、珍しさもありました。
ロック系のバンドだと、社会(人間関係)への不満や反発や疑問が多いと思います。
恋愛と愛は抽象度としては、別物と捉えてます。
だいぶ前ですが、大泉逸郎の「孫」という演歌の曲が話題になりました。
孫への愛の歌が、演歌ファンの多くの人の共感を生んだ訳です。
テーマソングは、昔のアニメはアニメに連動した曲が普通でした。
現代はタイアップが多いですね。
その主人公やアニメを象徴した内容の歌詞が多いです。
童話は、ざっくりした説明になりますが、子供向けの詞です。
一番音楽を聴く世代は、学生と20代前半ぐらいでしょうか?
その世代に共感を生む、響く詞を書くなら、テーマが「恋愛」「夢」「応援」は定番だと思います。
テーマから詞のネタを増やす方法
詞は自由に書いてもいいのですが、何を書いて良いのかわからなければ、この方法で試してみて下さい。
このブログでは、恋愛と夢は例に出したので、今度のテーマは「応援」にしましょう。
詞のテーマの「応援」とは「応援ソング」のことです。
本題に入りますが、2つ方法があります。
1つ目の方法は、
応援ソングと聞いて、思い浮かぶキーワードを全部出し切ります。
この作業は「ブレインダンプ」と言います。
マインドマップをご存知の方は、マインドマップでキーワードを広げていくのもおもしろいと思います。
例えば、
- 負けない
- 側にいる
- 報われる
- 輝く
- 何度でも
- 親
- 努力
- 病気
- 涙
- 笑顔
- がんばれ
- 立ち上がる
こんな感じでしょうか?
2つ目の方法は、応援ソングをテーマに「しりとり」をします。
なぜしりとりをするかは、「詞が思い浮かばない時」の記事に書いてます。
しりとりは、「負けない」から始めてみましょうか。
負けない →
井の中の蛙 →
図星 →
しんどい →
言う →
産声 →
炎上 →
うめぼし →
視界 →
意味 →
未完成 → ・・・・・
とこんな感じでしょうか?
応用編
さらに、この出てきたキーワードで、ネタ切れを起こさない為に、物語を作るとすれば、2つのキーワードを組み合わせます。
応援というテーマから出てきた言葉なので、似たような言葉が多いと思います。
ですが、話は「差」(ギャップ)がある方がおもしろいです。
この中なら、「井の中の蛙」と「しんどい」というキーワードで物語を作ります。
しりとりの「井の中の蛙」は、「井の中の蛙 大海を知らず」を略してます。
意味は「世間知らずのくせに自惚れるな」というようなことですが、裸の王様状態なので「しんどい」はずはないです。
ただ、他人から見れば、「そんなに偉そうにしてて、しんどくないですか?」
と思います。
まだ、成長もできるし、可能性もあるよ。
という感じで、内容はおじさんが若者を俯瞰してる、大きなお世話的な話です。
2つキーワードがあって、誰がどんな状況でどんな時に言うのかな?と想像を膨らませれば、いくらでも話は作れます。
落語家さんも、その場でお題(キーワード)を3つもらって、お噺を作ったりしているのを見たことがあります。
出てきたキーワードの当てはめ方は「サビから書く詞の方法」に書いてあります。
テーマの一覧を見ての通り、テーマ数はあんまりありません。
なので、テーマは同じでも、たくさんのものを掛け合わせて、新しい物を作るのが、今後の課題に成って行きます。
アーティストとしての活動のテーマが「夢は叶う」だったら、歌詞のテーマも「夢」で100曲以上作れなければ、いつかは廃業です。
私の好きなバンドのDIR EN GREYは、バンドのテーマが「痛み」だそうです。
痛みをテーマにたくさんの楽曲を作ってます。
夢だけでもいろんな形があるので、マインドマップなどでブレインダンプして、脳に負荷を与えましょう。
次は、作詞作曲のまとめの一覧・早見表です。
一曲完成できない人はどこで躓いているのか、わかりやすくなります。
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