認知の違いによって、他人との会話が嚙み合わない時の現象を言語化した記事です。
キャンプブームと、外出の自粛が合わさってなのか、「自宅でもアウトドア気分が味わえる部屋の作りとなっています」というような、未来型の住宅が宣伝されていました。
「アウトドア」という一単語では、直訳でいうと、「屋外」のことを言っています。
「out」と「door」で「outdoor」。直訳で見ると、「ドアの外」です。
対義語に、「インドア」があります。
「アウトドア派?インドア派?」と並べると、文脈から意味が読み取れると思います。
「in」と「door」で「indoor」です。ドアの中という意味です。
「家の中でアウトドア」は、矛盾を感じます。
家の中の外ってどういうこと?と、混乱します。
中庭やベランダや屋上なら、わかりますが、大抵は部屋の中にテントを張ったりや、コンロで食べ物を温めてキャンプ気分を味わいます。
正しく伝えるなら、「家の中・インドアでキャンプ」かと思います。
「家キャン」という略語もあります。
アウトドアが何を指しているのか、文脈がないと、混乱する話です。
アウトドアを何と「認知」「認識」しているか?ということです。
アウトドアとキャンプがごっちゃになっていると、「自宅でアウトドア」は違和感がないかも知れません。
とはいえ、AR(拡張現実)やVR(仮想現実)の発展によって、あたかも、野外にいるような演出は可能になってきました。
旅行もキャンプも、家で楽しめる未来が待っているかも知れません。
映画だと、マーベルの「スパイダーマン:ファー・フロム・ホーム」で未来が再現されているのが垣間見れます。
ネタバレになるので言いませんが、何が現実なのかわからなくなります。
アニメの「Psycho-Pass サイコパス」でも、メタバースの世界観など再現された回もあったり、近未来的です。
なので、「家の中でアウトドア」という言葉は「矛盾」だったのに、抽象度が上がると、「当たり前」になるかも知れません。
人と話していて、話が嚙み合わない時は、認知の違いや抽象度の違いがあることが多いです。
悩み事や解からないことの相談を受けて、アドバイスする側は、一言だけで解説して「めっちゃいいこと言った」「問題解決できた」と思っても、相談者の受け取り方が違えば、何も解決してないことがあります。
アドバイスする側は、解っている前提、知っている前提で、会話してしまうと、相談者を置いてけぼりにしてしまいます。
あとは、相談者が相談内容を話している時、「自分で答え」を言っているのに、「答え」を聞いてくることがあります。
この時、アドバイスする側は、相談者は「何を言っているんだろう?」と不思議な時があります。
メガネをかけているのに、メガネが無くなったと、メガネを探しているように見えます。
「アウトドア派?インドア派?」という質問で、アウトドアの事がキャンプの事だと思っている人もいるので、逆に、「インドア」って何ですか?という質問を返されることもあるようです。
「自分で答えを言っている」というのは、「インドア」は「ドアの中」と答えを言っているのに、気付いていない感じです。
心と身体の「毒」の問題も同じです。
何が毒として機能しているのか、自分で答えを言っているのに、気付いてないこともあります。
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