この気功技術の使い道は?という質問は視点が間違っている

視点を間違えると、いつまで経っても、堂々巡りをしてしまいます。

タイトルの、「この気功技術の使い道は?」という質問は、使い道がなければ、大量に使えない気功技術ばかりになってしまいます。

例えば、気功整体をやりたいというゴールがあって、この気功技術を気功整体でどう使いますか?という質問であれば、少し話が変わって来ます。

「この気功技術の使い道は?」という質問に、違和感があるのは、気功技術がまるで気功の主体であるかのように、勘違いをしているのではないかと、思ってしまいます。

基本的に、講座は対面でのワークが多いので、受講者のゴールに合わせて、話す内容が変わって来ます。

気功技術の伝授ばかりを講師に求めてしまう人は、何か面白そうな気功技術を公開している気功師の所をぐるぐる回る羽目になって、セミナー難民と化してしまう恐れがあります。

はじめての気功講座では、最初に、いわゆる現代気功と呼んでいる気功の、肝のところを解説しています。

気功は、元々武術から派生したものなので、無意識的に動けなければ、実践的ではありません。

現代気功は、イメージが重要と思われている方もいますが、仮に武術で気功を使うとしたら、イメージを沸かせている余裕も時間もありません。

対戦中に、相手の拳が自分に向かっている最中、避けるイメージをしている暇はないという事です。
無意識で勝手に避けているのが、武術的な動きです。

無意識に感じているものを意識的に上げて、無意識の訓練をしていくのが気功の醍醐味です。

無意識に感じているものを意識に上げることを、苫米地理論では「Rゆらぎ」と言っています。

ゴールが決まっているのであれば、気功技術はこのゴールにどうやって使おうかな?と工夫を凝らすことがIQアップにつながります。
知識も重要ですが、知性の方がもっと重要です。

気功技術の使い道が解らない方は、まずはゴール設定をして、仮説と検証を繰り返して、使い道を見出して下さい。

 

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