現代気功では、「気を練る」というところに、重きをおいてはいませんが、気を練る意味を解説したいと思います。
伝統的な気功を学ばれている方は、「気を練る」ということをやるみたいです。
気を練るとは、文字通り、気を練り上げれば良いです。
もう一つは、気を練ることで、気感を強くするということだと思います。
気を練る方法は、パントマイムの要領で行います。
例えば、気を練って、気の玉を作るような感じです。
漫画やアニメだと、気を集めて、気の玉を作るような動作をしますが、それを真似ても良いと思います。
もう少し具体的に、パントマイムをするのであれば、子供が砂場で泥だんごを作るようなイメージです。
湿った砂(泥)をかき集めて、泥だんごを作ります。
そうすると、手の感触が粘々したような感触があります。
脳は、リアルと思ったことを現実と思うので、手の感覚も変わります。
寝ている時にみる、夢の中で、高いところから落ちたら、実際の身体もガクッとなるのと同じです。
脳の中で何が起きているのかというと、深い変性意識に入っています。
深い変性意識とは、情報場に強い臨場感を持っている状態です。
気を練ることで、何かしら効果があるのは、深い変性意識に入って行っているからです。
深い変性意識に入ると、脳の雑音が消えて、身体がリラックスします。
例えば、嫌なことがあったら、一日中それに意識が行ってしまい、身体が緊張状態にあり、ガチガチに固まって行きます。
深い変性意識に入ると、そういうノイズが消えて行くので、リラックスができるというカラクリもあります。
「丹田の気を練る」という言い方をする人もいますが、なぜ、丹田のエネルギーが重要なのかと言うと、丹田(下丹田)から動くと、全身の大きい筋肉が使えるからです。
わかりやすい言葉で、説明すると、「腰を意識して、腰から動き出しましょう」ということです。
背筋力は小学生の高学年でも60㎏ぐらいはあり、大人の女性でも、トレーニングを積めば100㎏ぐらいは出せます。
腕の力は、一般的には、大したことがないので、腰から動かせば、背中の筋肉が使えて、重いものが持てたり、強い力を連動することができます。
「気を使う」というのは、意識に上げるというところがポイントです。
気功で気を使うのも、人間関係で人に気を使うのも同じです。
意識に上がっているのか?意識出来ているかどうか?が問題です。
気功は、記憶の再現性が重要です。
頭の中で気を練りたいときは、実際に、泥だんごを作ってみて、その体験を頭の中で再現します。
映画の「マトリックス」を、そういう視点で見ると、気功のカラクリや理解が深まります。
ミュージシャンは、楽器を使わないで作曲できる人もいます。
頭の中で楽器を弾いている姿を想像して、音を再現しています。
気功をやっている方で、音楽も得意な方がいますが、日々、音楽を聴きながら、自然と頭の中でパントマイムをして、訓練しているので、気功もあっさり習得してしまいます。
なぜ、気功をするとヒーリング効果があるのかなど、興味がある方は、是非、講座に足を運んでみて下さい。
カラクリがわかると、上達が早くなります。
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