なぜ、片足立ち・一本足立ちが重要なのかというと、歩いたり、走ったりする時は、片足立ちの状態になり、その片足立ちの入れ替えによって、身体を移動させて行きます。
片足立ちぐらい簡単と思われる方は多いと思いますが、ここでのポイントは中心軸を維持したまま片足立ちをします。
ほとんどの方は、軸がない状態で、適当に身体を扱っています。
そうではなく、軸を維持したまま、でんでん太鼓のように、身体が振れる理想です。
軸を動かすだけで、惰性で身体が動く感じです。
なぜ、奇跡の一本足立ちなのかというと、想像を超えた一本足立ちだからです。
実際に観てもらえば、驚くと思います。
普段から、片足立ちが癖になってしまっている方は、優位な足で軸を維持したまま片足立ちすると、簡単にできることもありますが、反対の足で行うと、身体が動かなくなります。
なぜ、身体が動かなくなると言うかというと、脳からの指令が普段使ってない筋肉へと変わるので、動かし方が分からなくなるからです。
この時に、脳がフル回転し始めます。
脳はすぐサボるので、慣れない片足立ちで、脳を活性化させましょう。
ほとんどの人の、立つ・歩く・座るなどの動作は、無意識化されてしまい、無意識に行っています。
それを、意識的に身体コントロールすることで、脳に過負荷を掛けます。
軸を意識したまま、立つ・歩くという動作をすると、少しずつ成長が感じられるようになり、日常の動作が楽しくなります。
自分の動きを意識下して生活すると、日常的に瞑想状態になります。
過去にとらわれ過ぎている人は、本気で立つ・歩くという動作に集中するだけで、過去が気にならなくなり、ストレスの軽減にもつながります。
気功で身体開発と言えば、「スワイショウ」や「站椿功」だと思いますが、見た目だけをマネしても、効果は薄く、どこに意識を向けているのか?という中身の方が重要だったりします。
片足立ちと言えば、ヨガの「木のポーズ」ですが、木のポーズも軸の意識がなければ、もったいないです。
足の裏が痛い、ひざが痛い、腰が痛い、などの身体の症状のほとんどは、普段の姿勢から来ています。
特に運動もしていないのに、足の筋肉が発達している方は、筋トレをしながら生活をしているようなものです。
一日の平均歩数は、6000歩から7000歩です。
姿勢が悪いまま、生活していれば、それだけの筋トレをこなしているのと、変わりません。
足が痛い、足が太くなる、というのは、それだけ、余計な負荷を掛けているからということが言えます。
軸を形成するために、気功技術の「センター」や「腸腰筋」を使いこなしましょう。
「センター」や「腸腰筋」は、重心が動くのでフィードバックが取りやすいです。
遠隔で気功をする時も、フィードバックがでやすいので、便利な気功技術です。
軸がなければ、クンダリーニも大周天も、維持が難しいです。
クンダリーニで背筋が伸びることはありますが、姿勢を良くしてクンダリーニを発火して方が良かったりします。
軸が形成できると、重い荷物を持った時に、重さが足の裏に伝わり、物理の作用・反作用の法則で、足の裏から運動エネルギーがスッと上って来るのがわかります。
重い荷物を持った時に、腕や肩に負担が掛かったり、腰に負担が掛かるのは、軸があやふやだからです。
筋トレで重い重量を扱う方は、怪我防止になりますし、武道や武術で相手を投げる方は、投げる相手が軽くなったと感じます。
個人的には、筋肥大を目的とした筋トレではなく、筋肉のコントロールを目的とした筋トレをおすすめしています。
合気道の達人レベルの方は、やはり、軸が通っております。
脱力するには、軸は必須です。
合気道の塩田剛三先生が、稽古中に、技が出来なかった人の姿勢を調整しただけで、技ができるようになる動画などあります。
軸が出来ている人は、相手の軸が見えてます。
スポーツや格闘技で言えば、軸があると、予備動作や代償動作なしで、動くことが出来ます。
ミュージシャンは、舞台に立てば、全身を観られるので、軸がないと姿勢が悪く、カッコ悪く映ります。
ミュージシャンは、練習を含め、演奏時間が長いので、負担のかかる姿勢でいれば、身体の故障や怪我に繋がります。
俳優や役者であれば、良くも悪くも軸を使い分けることによって、役の臨場感が高まります。
ダンサーであれば、軸があれば、トリッキーなダンスもできます。
一時期、体幹を鍛えるブームがありましたが、その前に軸を形成させた方が、良いです。
バランスボールで、体幹トレーニングするのはおすすめしません。
軸を維持するというのは、日常的に、安定した場所で、不安定な状態でいることです。
小学生の時に、そうじの時間に、ほうきを指に乗せて、バランスを取る遊びをしたことがあると思いますが、身体に軸を維持するというのは、常にバランスを取っている状態です。
軸が360度、どの方向に倒れてもおかしくない状態が、理想の状態です。
そのために、全身の脱力が必要になって来ます。
いかにバランスを崩せることができるのか?ということが重要です。
姿勢でいれば、反り腰が悪いのではなく、猫背が悪いのではなく、両方の姿勢が出来ないほど、身体が固まってしまっているのが、問題です。
バランスボールで、体幹を作るというのは、不安定な上で、安定する行為です。
脱力とは程遠く、身体を固めて行く作業になります。
バランスボールを使った競技をする方は、バランスボールを使うのは良いと思いますが、それ以外の方は、おすすめしません。
マラソン選手が、高地トレーニングで、山道などでマラソンの練習をする方がいますが、マラソン大会などの本番が平地であれば、意味がありません。
身体はその環境に対応しようと、常に変化します。
高地トレーニングをすれば、身体の心肺機能が高地に合わせて行きます。
高地トレーニングした後に、平地に戻れば、また、平地に合わせた心肺機能になって行きます。
富士山の登山でも、高山病予防に、酸素ボンベを使うことがありますが、それよりペースを落として、身体をその環境になじませながら行った方が、良い対策になります。
海へのスキューバダイビングでも、深海から早いスピードで浮上すると、肺に負担がかかります。
身体の変化は、時間が掛かるものが多いです。
片足立ちで軸ができているかどうかのチェックは、簡単で、目を瞑ってみるだけでもチェック出来ます。
軸が出来ていると、目を瞑っても、長い時間維持できます。
軸の形成には、終わりがありません。
安定の上に、不安定を作っているので、骨盤の調整をしたり、ろっ骨の調整をしたりと、趣向を凝らします。
空手家の大山倍達さんの名言で、「立ち方3年、握り方3年、突き方3年」というように、身体開発は奥が深いです。
指導者がいなく、一人で両足立ちのまま、軸を形成するのは、少し難しいと感じています。
一人でもできるチェックポイントもお伝えしていきます。
軸は身体開発における、基礎となりますので、この機会に取り入れて下さい。
そして、強靭な美脚を作って、軽快な日常を過ごして行きましょう!
【講座名】
強靭な美脚の作り方講座~奇跡の一本足立ち~
【講座代】
料金 15000円 (銀行振込またはpaypal決済可)
【場所】
東京・池袋 予定
決定後に詳しい場所の掲載をメールにてお伝えします。
【日時】
2022年7月10日 日曜日 14時から16時の2時間
【持ち物・服装】
筆記用具・動きやすい恰好
【お申込み】
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