仏教の縁起から、お金の使い方が変わります。
「縁起がいいものを買いましょう。」とか、そういう話ではありません。
世の中は縁起で全部繋がっています。
仏教の縁起とは
自我はない
このことから解説します。
自我とは「自分」や「自己」のことですが、自我はありません。
それはどういうことかというと、自我は他者との関係性からしか説明が出来ないからです。
「この私」と自分を説明するのに使う言葉は、なんらかの情報です。
例えば、自分を説明するのに「親は誰で、国籍は日本で、どこどこに住んでいて、仕事は何々で」と、自分との関係性を説明します。
「親が誰」という説明だけだと、兄弟がいれば、兄弟のことも言っていることにもなります。
「私は一人っ子です。」という人も、親は「父親と母親」がいないと、誕生しないので、両親の関係性を説明することになります。
その関係性のことを仏教では「縁起」と言います。
関係性とは、点と点をつなぐ線のことです。
その関係性の線がたくさん交わった部分(点)が、「この私」ということになります。
ちなみに、「点」はこの世では実在しません。
「点」には体積も面積もありません。
体積も面積のあって立体なら、それは3次元です。
学生の時、「点」とは「円の中心」と習ったと思います。
線と線が交わった所も「点」です。
円の中心や、線と線の交わった「点」が「この私」と言うことならば、実在しないも同じということです。
このことを「空(くう)」と言います。
「いると言えばいると言えるし、ないと言えばないと言える」ことです。
お金の使い方と縁起の関係性
縁起がなんとなくでも理解出来た所で、お金の使い方と縁起を繋げて行きます。
自分を説明するのは、関係性を説明しているのと同じことを言いましたが、自分の身に着けている物や所有物も、広い意味で自分ということです。
どこどこのブランドしか、身に着けないというのも、自己表現な訳です。
そのブランドでなければ、「自分でない」という、他者から対する評価に見栄を張っている場合があります。
この場合でいうと、他人から認められたいという欲求です。
マズローの欲求5段階というものがありますが、下から順に積み上げて行くべきです。
生理的欲求や安全欲求や社会的欲求が満たされてないのに、尊厳欲求を満たそうとする人もいます。
ぼろぼろの木造アパートに住んで、食費も1日800円ぐらいなのに、フェラーリを所有しているような人です。
もう一度書きますが、マズローの5段階欲求は下から順に積み上げて行きましょう。
では、無駄遣いをしない脳の使い方を伝えます。
1つ目は、見栄を張ったり、他人の評価を気にしないことです。
地球上には約70億人の人間がいますが、他人とは70億人のことで、70億人分の評価なんて気にしてなれないです。
2つ目は、「ほしい物」と「必要な物」をしっかりと見極めて買い物をします。
ほしい物とは、マーケティングによって、必要と思わせられているものばかりです。
本当に人間に必要なものは、「空気」「重力」「水」の3つだけです。
富士山の空気も缶詰で売ってますが(w)、この中で売っていて本当に必要なものは「水」だけです。
とはいえ、この3つだけでは、社会的な生活ができないので、常識の範囲で考えて下さい。
他に必要なものとは、仕事に使う道具が挙げられます。
一流は道具にこだわります。
3つ目は、ブランド物の買い方です。
本物のブランド品は、手作りだったり、素材も丈夫で長持ちします。
最低でも、飽きずに10年以上使い続けられそうなものを、購入することをおすすめします。
最後に無駄遣いとは、すぐに使わなくなるものを購入することです。
物は買った瞬間がピークです。
資産家は資産を購入します。
浪費家は浪費するのが止められない人です。
時間の使い方もそうですが、無駄を省いてどうやったら、「効率よくできるか?」という思考を習慣化しましょう。
「そんな無駄を省くことだけ考えて楽しいの?」って誰かに言われたら、ガッツポーズです。
褒め言葉として受け止めて、自己評価を上げていきましょう。
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