楽譜の見すぎや鍵盤の見過ぎによる、首コリ。
顔を下に傾けすぎと言う点では、スマホ首も同じです。
そんな時は、センターの意識があると、首が楽になります。
ピアノの練習で首を痛める
私が実際に弾いているのは、キーボード(シンセサイザー)ですが、まだ気功など身体に関して何も知らない頃、練習のやり過ぎで、首を痛めました。
接骨院に行き、首にコルセットを装着して生活する羽目にまでなってしまいました。
首が凝っていると、寝違いやすく、寝違えた時は背中まで痛みが広がりました。
さらに、偏頭痛も何度か起こり、最悪の状況が連鎖していきました。
最近はスマホ首という言葉もできるほど、スマホの操作のし過ぎによる、首コリも多いようです。
朝の満員電車を見渡すと、ほとんどの人が、下を向きながら、スマホを操作してます。
私には、首や背中の筋肉たちの悲鳴が聞こえます。
高岡(英夫)理論で説明すると、骨を下から積み上げるイメージで立ちます。
まっすぐ立つなら、踵から始まり、すねにある2本ある内の骨の太い方(脛骨)の骨で立ち、大腿骨を意識します。
腰は、要(かなめ)という漢字が使われているように、身体の要です。
骨盤の角度がおかしいと、腰や背中や首など、どこかに負担がかかります。
骨盤と内臓の関係は密接で、骨盤の傾き次第で、内臓を圧迫し、内臓の血行を妨げます。
内臓を触ってみて、冷えている方は、骨盤の傾きに意識を向けて見て下さい。
生理痛の痛みがひどい方は、内臓圧迫による血行不良が原因の場合もあります。
背骨は真っ直ぐではなく、S字カーブを描いています。
S字カーブがクッション性をうむので、ほどよいS字カーブを意識しましょう。
ストレートネックといって、首の頸椎(けいつい)がまっすぐになってしまって様々な不調が出ることもあります。
首は、背骨にバランスよく乗るように、乗っけている感覚です。
椅子に座りながら寝ると首がガクッとなりますが、絶えず首の筋肉は力が入ってます。
首の角度がおかしければ、首や背中の筋肉に負担がかかります。
椅子に座る時は、坐骨を意識します。
踵重心で、真っ直ぐ立つ感覚を「センター」という気功技術で意識できるようになります。
上から吊られている感覚です。
武道など日本の伝統的な世界では、センターのことを「正中線」と言います。
ピアニストもギターリストもボーカリストもドラマーも、このセンターがあると、長時間のライブや練習にも耐えられます。
ドラマーでセンター意識があるなと思うのは、「神保彰」さんです。
他には、モデルなど美しく立つ事が仕事の人にも役立ちます。
門番や警備員さんなどの仕事の人も、良いかも知れません。
パソコン仕事や事務作業の人にも良いです。
つまり、どんな仕事でも誰にでもです。
センター意識があると「心も身体」もブレ無くなります。
芯があるといったり、軸があると言い方もします。
骨を意識するので、「骨のあるやつ」にもなれます。
あとは、センターの気功技術の伝授を受けた後、ご自身でいろいろと自分を観察して下さい。
ミニセグウェイの乗り方
ちょっと雑談になりますが、知り合いがミニセグウェイを購入したので、乗せてもらいました。
ミニセグェイは、ハンドルが無く、タイヤのついた板上の台だけのものです。
はじめて乗る方は、すぐにコケそうになりますが、原因はセンター意識がないからです。
下を向いて、腰が引けているので、安定しません。
スノボーに感覚は似ているかもしれません。
ミニセグウェイは、すっと乗って、まっすぐに立つのがコツです。
片足を乗っける時に、片輪が地面と水平になるようにしましょう。
車輪が傾いていると、足を乗っけたときにスイッチが作動するので、乗る板の部分の水平がスッと乗るコツです。
あとは、体重移動のような感じで前に傾けば前に進み、後ろに重心を移動すれば後ろに進みます。
まとめ
ピアニストや楽器を演奏する人は、指先の見すぎに気をつけましょう。
実際のステージは、照明の光の影によって、視覚がいつも通りにはとは行きません。
目を瞑っても弾ける様な練習もしておくと、ライトで目がやられた時でも、対処できます。
盲目のピアニストが視覚に頼らずにピアノが弾けるように、身体がポディションを覚えています。
ピアノの場合、黒鍵が2つと3つの規則性があるので、わかりやすいです。
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