気功の講座で最初にお話しするのが、「共感覚による内部表現の書き換え」です。
その共感覚に少し突っ込んでお話しします。
共感覚とは、五感+言語・数学のことを言っています。
共感覚とは何?と質問すると、音が色に見える人のことなど、共感覚者のことを指す返答が多いです。
間違ってはいませんが、もう少し広く取ると、五感を別の感覚に置き換えることを共感覚と言います。
そして、五感の脳の入出力のことをモーダルチャンネルと言います。
そのモーダルチャンネルには優位性があります。
共感覚の訓練で、数字を見て何色に見えるかなど方法がありますが、聴覚が優位な人に取っては、何を言っているのかわからなくなります。
自分のモーダルチャンネルと共感覚のテストが合っていれば、話は進みますが、合ってなければ、共感しづらいです。
まずは自分のモーダルチャンネルの優位性を知ってから、共感覚の訓練をした方が、レベルは上がります。
例えば、「レストラン」に行った時に、どんな会話や感想が出てくるのか、自分を観察します。
視覚タイプの方は、外装やウエイターやウエイトレスの衣装や料理の盛り付けなどの感想が多いです。
聴覚タイプの方は、お店の雑音やBGM、隣との席の距離感などを気にします。
料理も歯ごたえなどから聞こえてくる、音が重要だったりします。
触覚タイプの方は、椅子の座り心地だったり、フォークやナイフの感触だったり、テーブルクロスの肌触りなど気になります。
嗅覚タイプの方は、お店に入る前から匂いは漏れているので、匂いの会話が多いです。
味覚タイプの方は、お店の清潔感など、全く気にせず、味にフォーカスを当てます。
会話が嚙み合わない多くの理由は、一緒にいる人と、モーダルチャンネルの優位性が違うので、「そこは気にならないだろう」ということで、相手の話が理解できないことがあります。
パートナー探しも、モーダルチャンネルの優位性が同じ人の方が、共感しあえるので、良いと思います。
よく聞く「価値観の違いで離婚する夫婦」とはモーダルチャンネルの違いなのかなと思います。
レストランに行って、視覚タイプの料理の盛り付けが気になって、写真を撮りまくるような人が、味覚タイプの味にこだわると一緒にいて、料理にすぐ食べ始めてしまった場合、会話が噛み合うと思いますか?
では、どうすれば良いのかというと、相手のモーダルチャンネルの優位性を、見抜いて、相手に合わせて会話するのが解決策です。
ただ、価値観が違うから面白いということもあります。
好みの問題なので、許容できる範囲であれば、「お好きにどうぞ。」という感じなのですが、それぞれに、モノの見方が違うということだけは知っていた方が良いです。
ここからは気功のレベルアップの話です。
自分の優位なモーダルチャンネルがわかったら、そのモーダルチャンネルでガンガン訓練します。
瞑想にも有効です。
得意な五感+言語・数学を少しづつ強めて行って、どんどん深いところまで行ってください。
聴覚タイプなら、音を少しづつ強めて行く感じです。
共感覚のテストや訓練は、数字をみて、嗅覚タイプの人だったら、どんな匂いがするのか、いろんな数字で試していく方が、上手くいきます。
音楽で例えるなら、「ベートーベン」という文字を見て、何が最初に浮かぶか?です。
記憶はすぐに修正が入ってしまうので、一瞬の感覚が重要になってきます。
モーダルチャンネルも同調するので、ヒーラーと一緒に練習するとヒーラーの共感覚につられてしまうこともあります。
話を戻すと、ベートーベンという文字を見ると、聴覚タイプの人は、「ジャジャジャジャーン」と運命などの曲が流れてきます。
視覚タイプの人は、音楽室などに飾ってある、肖像画が浮かび上がります。
まとめると、まずは、自分の優位を知り、それがわかったら、雑談から相手の優位性を見抜く訓練をするということです。
遠隔企画でいろんなフィードバックがあり、それぞれに違いがありますが、優位性が違うのでそういった現象がおきます。
なので、体感が合ってもなくても良いですし、気は見えても見えなくてもいいのです。
自分の優位性に意識を向けてフィードバックを取った方が、わかりやすいし、レベルも上がるので試してみて下さい。
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