自分の思い描くコード進行の見つけ方を解説します。
コードを数字化することで、キーに関係なくコード進行が扱えるようになります。
コードを数値化
コードを数字化する時は、ローマ数字を使います。
key of C
(↑ キーCという意味)
キーCのダイアトニックコード
C△7 ⇒ Ⅰ△7
Dm7 ⇒ Ⅱm7
Em7 ⇒ Ⅲm7
F△7 ⇒ Ⅳ△7
G7 ⇒ Ⅴ7
Am7 ⇒ Ⅵm7
Bm7(♭5) ⇒ Ⅶm7(♭5)
※「△」はメジャーの略です。大文字の「M」と書く書き方もあります。
転調しても、数字は変わりません。例を一つだけ上げると
key of A
A△7 ⇒ Ⅰ△7
Bm7 ⇒ Ⅱm7
C#m7 ⇒ Ⅲm7
D△7 ⇒ Ⅳ△7
E7 ⇒ Ⅴ7
F#m7 ⇒ Ⅵm7
G#m7(♭5) ⇒ Ⅶm7(♭5)
となります。
keyが転調して#や♭が増えれば、コードネームにも#や♭は付きます。
数字でコード進行を覚えてしまえば、どんなキーにも対応が出来るようになります。
または、他人の曲の分析に役に立ちます。
代表的なコード進行
Ⅰ-Ⅵm-Ⅱm-Ⅴ7
Ⅳ-Ⅴ-Ⅲm-Ⅵm
この2つは日本人好みのコード進行です。
コード進行だけで、なんか聞いたことがある、と感じるでしょう。
他にもコード進行はたくさんあります。
作曲初心者の方は、どのコード進行を使えばよいか迷うと思います。
そんな時は、自分の好きな曲のコード進行を使います。
コードの引用のやり方
例えば、ゆずの「栄光の架橋」のコード進行を引用するとします。
サビのコード進行は
A-B-E
です。
まずは、何のキーなのか調べます。
譜面があれば、5線譜の左側にある♯(シャープ)や♭(フラット)の数を見ます。
「栄光の架橋」の楽譜には、#が4つ付いているので「キーE」ということがわかります。
キーEと言うことは、「E」が1番目になり、「A」が4番目「B」が5番目になります。
数字化すると
Ⅳ-Ⅴ-Ⅰ
です。
4小節だけ作るなら
Ⅳ-Ⅴ-ⅠーⅠ
それをキーCに当てはめて
F-G-C-C
にします。
このコードを鳴らして、鼻歌でよいのでメロディーをつけます。
この時に大事なのは、その鼻歌を録音するか、譜面にメロディーを書き残します。
歌詞を付けたり、アレンジするまでは、曲の良し悪しはわかりません。
次にAメロを作ります。
Aメロは別の曲のコード進行から引用しましょう。
丸々1曲同じ曲から、コード進行を引用すると、曲が似すぎてしまいます。
最初は、いろんな曲を組み合わせて、自分だけで楽しみましょう。
個人で楽しむ分には著作権には触れません。
オリジナリティーが出てくるまでは、個人差はありますが、何十曲も作ってから出てくると思った方が気が楽です。
全ての曲をキーCで作る
今後、たくさんの曲を作るなら、最初の1コーラスは、全てキーCで作ることをおすすめします。
マイナー曲ならAmです。
なぜかというと、自分自身で、あまりにも同じような曲を作るのを防ぐ為です。
慣れると手癖のようなに同じコード進行が出てきます。
AメロBメロサビの1コーラスできたら、キーはボーカルに合わせて、後でキーチェンジして下さい。
その為には、ボーカルの一番出る高い音を知っておく必要があります。
重要なポイントですが、キーチェンジは、曲のアレンジをする前に行ってください。
アレンジに手をつけてからキーチェンジをすると、楽器によっては出せない音域になることもあり、修正に手間がかかります。
コード進行が決まったら、次の作業を具体的に解説いたします。
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