1曲完成させる為に必要な知識とアレンジの方法をお伝えします。
作曲に慣れてない方は、途中で迷子になり最後まで作り切れない事があります。
先にある作業をすることで、簡単に1曲作れるようになります。
曲の全体図を作る
これまでは、AメロBメロサビの作り方を解説しました。
まだ、読んでない方は過去の記事をお読み下さい。
1曲完成させる為には、曲の全体図が必要です。
進行表とも言います。
この作業に必要な条件は、曲のテンポが決まっていてAメロBメロサビのコード進行とメロディーが出来上がっている状態で始めて下さい。
曲の全体図はどういうものかと言うと、
イントロ1-Aメロ-Bメロ-イントロ1-Aメロ-Bメロ-サビ1-サビ2-間奏-Cメロ-サビ1-サビ2-アウトロ
などの全体図(マップ)です。
全体図のレパートリーを増やす方法
ただ適当に、「イントロ-Aメロ~~~」と書いても、同じパターンばかりになってしまいます。
ではどうやって、パターンを増やすかと言うと、自分の好きな曲から引用します。
この作業の繰り返すことで、アレンジ力も強くなり、自分の思い描いた曲が書きやすくなります。
具体的なやり方を説明します。
曲を聞きながら、メモ用紙にどんどん聞こえた来た情報を書いていきます。
1回目は「イントロ-Aメロ~~~」と全体図を書きます。
次に、小節数を書きます。
Aメロ16小節、Bメロ8小節など、書いていきます。
なぜ、小節数を書いて行くのかと言うと、1回目のAメロと2回目のAメロでは小節数が違うことがあるからです。
プロが使っている技法を知ることで、固定概念がどんどん外れていきます。
その次にする作業は、大量のメモ書きです。
メモする内容は、
1回目のAメロはドラムとベースだけ。
2回目のAメロはシンセ系PADが追加。
など、アレンジの内容を言語化します。
慣れるまでは同じ曲を何度も聞いてメモを増やしていきます。
慣れると1回聞いただけで、いろんな情報を取り出せます。
たった一音でも加わっていれば、メモして書いて行くと、自分のストックが増えて行きます。
転調にも気付けたら、転調もメモしましょう。
同じ曲をバンドのメンバー同士で分析をしてみると、自分と全然ちがう視点で曲を聞いていることに気付けたりします。
まとめ
いろんなジャンルの曲を分析すると、なぜ自分がそのジャンルが好きなのかに気付けます。
ジャンルによっては、単調すぎてつならなく感じたり、ものすごく凝っていて聞いてて飽きない施しに気付けたりと、発見があります。
最初にイントロが「3」まであって、盛り上がった後のAメロはものすごく静かなアレンジなど、パターンがあります。
その理由を考えると、Aメロの音数が少なく物静なので、物静かさを際立たせる為に、イントロを激しくするなど、前もって作戦を立ててます。
上手く行っているパターンはどんどん取り入れて下さい。
最後に同じことをもう一度書きますが、曲の全図を考える時は、AメロBメロサビが出来てからです。
この曲の基礎となる1コーラスを俯瞰して、どう広げ行って曲のダイナミックさを出そうか思考すると、いいアレンジが出来るようになります。
緩急をつけると、躍動感が出ます。
アレンジは線グラフにしたら、上下に波打つぐらい音数を調整して下さい。
CメロやDメロぐらいまであった方がよいと感じ時は、テンポを同じにして、違う曲をくっつけてもおもしろくなります。
Bメロがいらないと感じたらすぐに消したりと、1コーラスをきっかけにイメージをどんどん膨らませていって、1曲完成させて見て下さい。
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