作詞作曲の順番を一気に俯瞰できるように、まとめました。
もし、曲が完成しなくてつまづいているのなら、この一覧を見て、曲の設計図を見直すだけで、足りない部分が見えます。
作曲のまとめ
まだ1度も曲を完成させたことが無くて、「作曲から作詞」まで全部1人でやってみたいという方に向けて解説します。
語順は作詞作曲ですが、作曲から始めて、作詞をした方が、作りやすいです。
この方法は「曲先」と言われてます。
音楽なので、曲があってからの詞があるので、違和感はないと思います。
・作曲に必要なもの
パソコンとDTM・DAWソフトとオーディオインターフェイス
パソコンが無い人は、バンド用の五線紙とICレコーダーとスマホ
ICレコーダーとスマホを駆使して、録音したものに音を重ねて録音し合えばなんとかなります。
まず最初は、自分が作りたい曲のイメージをします。
イメージが湧けなければ、自分の好きなアーティストの曲をイメージして下さい。
完成した曲が自分の好きな曲と似ても、個人で楽しむ分には何も問題がないので、作曲に慣れる為にも、気にしすぎないで下さい。
次に曲のテンポを決めます。
アップテンポ、ミドルテンポ、スローテンポの3種類から選びます。
今後作曲を続ける為に、アップテンポ110~140以上、ミドルテンポ80~110、スローテンポ60~80ぐらいと、自分で設定してみて下さい。
次にコード進行を決めます。
コード進行については「コードから作曲」に書いてあります。
8小節ずつコード進行を作ると作りやすいです。
メロディーは、「サビ→Aメロ→Bメロ」の順番で1コーラスだけ作ります。
気に入るサビが出来るまで、AメロやBメロは手を付けない方が効率が良いです。
30分ぐらいで「パッパッ」と作って下さい。
悩むくらいなら、新しいコード進行を用意して、1から作り始めた方が、作曲のレベルが上がります。
ゲスの極み乙女。の川谷絵音さんもテレビ番組の企画で、お題のテーマをもらい、そこからその場で即興で作詞作曲を15分くらいで作り、アレンジも含めて約35分ぐらいで1コーラスを披露してました。
プロは頭の中で出来上がった曲を、落とし込んでいるだけなので、全部の楽器が叩けたり、弾けるのであれば、技術的に1時間もあれば出来ます。
手書きの譜面だったり、MIDIで打ち込むが大変なだけで、通常は頭の中で完成させてから始めます。
ただし初心者は、作曲に慣れる為にも、土台から作り込んで行って下さい。
ずっと作曲を続ければ、コツをつかんで出来るようになる能力なので、続けてみて下さい。
話を戻しますが、メジャーキーなら「キーC」、または、マイナーキーなら「キーAm」で全部作ります。
メロディーを作り終えてから、ボーカルの出しやすいにキーに転調させます。
同じコード進行で、何曲も作れますが、使ったことのないコード進行で作曲するのを視覚化しやすくする為に、キーCやキーAmで作ります。
最初は手間ですが、いろんなコード進行の響きを覚える為にも、有効な手段です。
ただ、絶対音感がある人には、この作り方は向いてません。
余談ですが、ギターの構造上、開放弦を使ってのリフを作った場合、キーCとキーAmだとやりずらいと思いますが、転調のやり方を覚えれば、問題は解決できます。
もし、どうしても使いたいリフがあれば、そのまま取っておいて下さい。
重要なのは繋ぎ目だけです。
AメロBメロサビのコード進行とメロディーが出来たら、次は曲の全体図・構成図を作ります。
イントロ1→イントロ2→Aメロ→Bメロ→サビ→間奏→Bメロ→サビ→Cメロ→アウトロ
のような感じで、理想の完成図を作ります。
この構成図を残しておくと、自分自身でまた似たような曲を作ってしまったから、ここをちょっと変えよう、ということが出来るようになります。
AメロBメロサビに合わせて、後から、イントロや間奏やアウトロやCメロを作りますが、一旦置いておいて下さい。
1番の聞かせ所の「サビ」のアレンジから始めます。
ドラムパターンのアレンジについては「ドラムのアレンジ」に書いてます。
曲のアレンジは、ドラムパターンから作ります。
ほとんどの曲がサビが一番盛り上がるので、音数を多くしたり、派手にアレンジしましょう。
次にAメロBメロも同様にドラムアレンジをします。
1コーラス目と2コーラス目のドラムパターンは変える必要はないですが、フィルのパターンや「決め」は変えた方が、聞いてて飽きないです。
次はさっき取って置いた、イントロ・間奏・アウトロ・Cメロのコード進行を作ります。
まったく新しいコード進行を持ってきてもいいですし、Aメロやサビと同じコード進行で構いません。
ただ、アレンジを変えるだけぐらいの方が簡単に作れます。
次はベースのアレンジです。
ベースのアレンジは「ベースのアレンジ」こちらに書いてあります。
次は、ギターとキーボードのアレンジです、
ギターとキーボードのアレンジは「ギターとキーボードのアレンジ方法」に書いてあります。
1コーラスのアレンジが決まったら、1コーラスを引き立たせるようにイントロ・間奏・アウトロ・Cメロのアレンジをします。
後は細かい微調整をして曲の完成です。
この微調整の時に、歌メロのハモリを考えたりコーラスを考えたりすると曲の完成度が上がります。
・作曲の順番の一覧
曲のテンポを決める
サビのコード進行
Aメロのコード進行
Bメロのコード進行
サビのメロディー
Aメロのメロディー
Bメロのメロディー
曲の全体図・構成図を作る
サビのドラムパターン
Aメロのドラムパターン
Bメロのドラムパターン
サビのベース
Aメロのベース
Bメロのベース
サビのギターとキーボード
Aメロのギターとキーボード
Bメロのギターとキーボード
イントロのコード進行
間奏のコード進行
Cメロのコード進行
アウトロのコード進行
イントロのアレンジ
間奏のアレンジ
Cメロのアレンジ
アウトロのアレンジ
メロディーにハモリを付ける
全体の微調整
作詞のまとめ
1人で作曲を進めていれば、ある程度、詞のイメージはあると思います。
詞のつけ方は、2つの方法があります。
1つは、メロディーを聴きながら、浮かんだキーワードを拾っていって、つじつまを合わせるように作詞する方法。
スキマスイッチやマキシマムザホルモンが、そんな感じの作詞方法です。
この方法は、慣れていれば、最後まで書けますが、慣れてないと1コーラス書いたら、2コーラス目が行き詰ることがあります。
もう1つの方法は、詞の「テーマ」「シナリオ」「ストーリー」を固めてから作詞に移る方法です。
この、イメージから作りこんで行く方が、作詞初心者は最後まで書きやすいと思います。
作詞のやり方は、「作詞を完成させる方法」はこちらに書いてます。
要点だけ書くと、サビから書き始めます。
サビには、「どのくらい+感情」、Aメロは「状況」「経緯」「風景」など、Bメロは「空想・願望」「回想」「格言」などです。
1コーラスごとは、「ここからここまでの映像や写真」2コーラス目は「ここからここまでの映像や写真」と決めておくと書きやすいです。
1コーラスに、1枚の写真や絵だったり、1シーンのように時間軸も入れると立体的な詞になります。
1コーラス目は「現在」、2コーラス目は「未来」
1コーラス目は「男性目線」、2コーラス目は「女性目線」
などと、どんなことを書くか、先に決めておいてから、言葉を選んで、メロディーに当てはめて行きます。
曲のタイトルは、最初でも最後でも途中でも、いつでもいいです。
すでに出ているタイトルでも、タイトルだけは著作権には触れないので、例え同じタイトルになってしまっても、気にしない方がよいです。
「卒業」というタイトルだけでも、世の中に何曲あることか。笑
次は英語詞の書き方を解説します。
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