ごはんを食べた後に腹痛が起きることがあります。
それは、食べ合わせの問題です。
どのような食べ合わせが良いのか解説します。
内臓は進化していない
現代の食事は1世代前ぐらいから、豊かになってきたと思います。
加工食品や冷凍食品などの登場で、保存が利いたり、冷蔵庫の発達で食材も長持ちします。
現代食は、人類の歴史からみれば、かなり浅いです。
原始人からみて、脳は少しずつ大きくなってきているそうですが、内臓の変化はほとんどありません。
基本的に、食べたものが血肉になるので、食事は大事です。
健康第一というように、一番に投資するものは「資本である身体」に投資するのが、長く元気でいられるコツです。
長い食文化を考えると、現代人のご飯の食べ合わせは、内蔵に負担が大きい食べ方をしています。
我々人間は雑食で、いろんな食べ物を食べてきたことで、生き残ってきた歴史がありますが、内臓や消化器官のことを考えると、消化に良い食べ合わせが見えてきます。
それは、一度で多くの種類の食材を食べないことです。
ギャル曽根やジャンボ白田などフードファイターと呼ばれている人達の戦いを見るとわかりますが、基本的に大食い競争は同じ食材を食べ続けます。
化学実験をするように考えるとわかると思いますが、消化液に食材を入れた時に、どうやったら食べ物が消化していくのが速いと思いますか?
いろんな食材を同時に消化液に入れていったら、種類によって、消化のスピードが変わってくると思いませんか?
大食い競争は同じ食材を食べ続けるから、消化できるのであって、和食、中華、フランス料理と順番に食べ行く競争なら、腹痛を起こす人が多く出てくると思います。
想像ではありますが、原始人と呼ばれる人たちは、海に行ったら、貝や魚などの海の食べ物だけ、狩猟に出かけたら、仕留めた動物の肉だけ、果物だったら果物だけという生活をしていたと思います。
一回の食事で同時に肉と魚と野菜と白飯を食べるというのは、現代人の食べ方です。
畑に野菜を取りに行ったら、魚が落っこちているなんて、ほぼありえないと思います。
一回の食事でバランスを考えるより、1週間単位でバランスをみた方が良いです。
気をつけたいのは食後のデザートです。
果物をデザートして食べる方がいますが、果物はご存知の通り傷むのが速いです。
果物は他の食材と比べて、もともと持っている消化酵素が違うので、胃や腸の中で、どんどん消化していきます。
腸は消化したものをどんどん送り出すので、果物と他の食べ物を一緒に食べてしまうと、消化していない食べ物まで、どんどん送り出し、消化不良が起こってお腹が痛くなります。
果物は果物だけで1食済ませるほうが胃腸への負担は少ないです。
もしくは食後30分以上空けてから食べましょう。
もう一つ気をつけたいのが食事中の水分補給です。
食事中にがばがばと水を飲む方もいますが、消化液が薄まるので、食事の前後30分は水分補給は控えた方が良いです。
味噌汁やスープなどの汁物は一応食べ物なので、大丈夫ですが、何か身体に違和感を感じたら量を減らした方が良いと思います。
気功メニュー表
YouTubeチャンネル開設
はじめての気功講座
経験者向け気功講座