気功師から見たリズムトレーニングの方法を解説します。
聞きなれない単語があるかも知れませんが、よく読めば理解できます。
光共感覚を使ってリズムを見る
まずは、光共感覚という言葉から確認して行きましょう。
光共感覚とは、情報を光で見ることです。
光というと赤や青などの、光の色のことだけと思いますが、広い意味では「映像」も含みます。抽象度の問題です。
共感覚とは、「聴覚」「味覚」「視覚」「触覚」「嗅覚」の5つです。
「がぶっぅ」という音を聞いて、りんごをかじっている絵が想像できたら、音から光に変換できたと言えます。
聴覚に入った情報が、視覚情報に変換されたという事です。
これは脳の「認知エラー」によるものとされています。
共感覚者と呼ばれる人もいます。
共感覚者は、「がぶっぅ」の例で言えば、匂いも味も食感(触感)も同時に感じたりします。
数字も「1」と「2」では、色が違ったり、音楽で言えば、「ド」と「レ」の音を聞いて頭の中では見える色が違います。
共感覚者は、何が良いかと言うと、記憶力が良い方が多いそうです。
ただ、「能力なんて無い方が幸せだよ。」という人もいるぐらい、絶対音感もそうですが、共感覚も邪魔くさく感じる方もいます。
共感覚者は先天的な方が多いですが、訓練次第で後天的にも身につけることが出来ます。
そろばんが出来る人が、頭の中にそろばんがあったり、ピアニストの頭の中には、楽譜とピアノがあったり、と言う感じに今回はリズムが観れる方法をレクチャーします。
リズムを観る方法
ゼンマイを巻いてカチカチと音の鳴る振り子のメトロノームで、クリック練習をしていた方は、頭の中に振り子のメトロノームがあると思います。
最近は電子メトロノームが主流です。
クリック音と光の点滅でリズムがわかるようになっていて、光の点滅は視覚的にもわかりやすいと思います。
その光の点滅を頭の中で観る訓練すると、レコーディングに強くなります。
「ピッコッコッコッ」と鳴っているメトロノームの音を、映像で観ます。
ピッの部分が笛で、コッコッコッがカウベルのような何か叩くものだったり、そのメトロノームのまま「赤い光」で見たりと自由に観て下さい。
バンド演奏のリズムはドラムで取ります。
バンドで演奏される方は、ドラムセットを頭の中で鳴らせると良いです。
実際にどうやったら、ドラムセットが頭の中で再生できるかと言うと、実際にドラムセットを叩くことです。
バスドラを踏んで、ペダルが動いて、ヘッドと呼ばれる膜が振動するのをしっかりと観て下さい。
鳥が好きな人が鳥の鳴き声だけで、「何鳥」と言い当てられるように、その鳥を知らなければ、鳥の映像は頭の中で観えません。(セミも同様です。)
まずは「知る」と言うことが需要です。
ドラムを叩くだけではなく、分解して組み直すぐらいのことも必要ですが、シンバルを触って、「冷たいな」と感じたり、バスドラを持ち上げて「重たいな」など、「傷がついているな」と突っ込みを入れたり、五感で味わってください。
その情報を元に、頭の中でドラムセットの映像が再生できるまで続けて下さい。
大晦日に「ゴ~~~ン」という音が聞こえたら、お寺の鐘が頭の中で再生させる方も多いと思います。原理は同じです。
リズムは、ドラムマニアや太鼓の達人のような感じに、流れてくる音に対して、もぐら叩きのように、丁度良い所で音を奏でるだけです。
そうすることで、リズムを感じることができて、リズム感もつきます。
聞いて音が感じられないのなら、視覚野を発火させてで音を感じましょう。
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