気功整体やタッチヒーリングで重要なのは、手の脱力と身体の知識のアップデートです。
なぜ、手の脱力が重要なのでしょう?
そもそも、手って脱力するの?と疑問に感じる方もいると思います。
手のひらの、親指の膨らみの母指球や小指側の小指球を軽く押してみると、痛みがあったり、張り感がある人もいます。
赤ちゃんの手を触るとわかると思いますが、本来、手はふわふわで柔らかいものです。
写真のように、労宮を触ると、パタッと指が曲がるというか、握ってしまうぐらい脱力して下さい。
ごつごつした味のあるかっこいい手も魅力的ですが、ヒーラーもミュージシャンも、手はふわふわで繊細であった方が使いやすいです。
手が脱力していた方が良いという回答は、ホメオスタシスの同調によって、手の脱力がクライアントの脱力を促すからです。
漫画の「北斗の拳」のように、戦いの前に握り拳を作って、骨をポキポキならせば、相手は構えてしまいます。
ドラマや映画でも、悔しい時や怒っているジェスチャーを使えるために、握り拳を作ると思います。
「手に汗握る」という言葉があるように、手に緊張が出てしまいます。
最近「バキ」という格闘技のアニメが始まりましたが、主人公の範馬刃牙が学校の教室にいるだけで、先生をはじめ、生徒全員が震えが止まらないというシーンがあります。
なんかやばそうな人がいると、場の空気がわかる経験は一度くらいはあると思いますが、緊張感もホメオスタシスの同調によって伝わってしまいます。
ふわふわの手を作るには、美肌クリームで手を作るのが手っ取り早いです。
興味のある方は、講座の時に手の作り方を聞いていただければ、丁寧にレクチャーします。
他のやり方としては、手の情報をアップデートすることです。
手の骨の数や、筋肉や腱など、細かく知識があるのとないのとでは、脳にとって手の重要性が変わってきます。
手根骨を含め、手の骨に一つ一つ気を流しても、手は脱力します。
講座で気の玉の作り方をレクチャーしますが、気の玉一つでも手は脱力します。
初心者の方と、経験者の気の玉の作り方の手つきは、やはり違いがあります。
タッチヒーリングのコツは、労宮や手根骨でクライアントに触れることです。
指でクライアントを触ろうとすると、なぜかいやらしさのようなものを感じてしまう方もいます。
落ち込んでいる人を見た時に、そっと肩に手を置いたりすることがあると思いますが、そういう感覚でクライアントに触れて下さい。
クライアントに触れながら気を流すと、僅かに不随筋がピクピク動くのがわかります。
自分の手が脱力していないと、そのピクピクに気付けません。
クライアントも触れていない場所の不随筋がピクピク動くのが感じられることもあり、「ピクピク動いてます。」と、伝えてくれるので、そのフィードバックを大事にして下さい。
簡潔にまとまると、ヒーラー本人が一番緩んでいないと、クライアントを緩ませることは難しいということです。
まずは、自分がゆるんで、その緩んだ時の感動をクライアントに伝えましょう。
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