自分らしい言葉で作詞をする方法です。
なぜなら、自分が脳は知っている言葉しか出てきません。
思い出せるか思い出せないか?の違いです。
それをある遊びで引き出します。
記憶のメカニズム
あんまり難しい話はしないようにしますが、記憶とは、パソコンなどのHD(ハードディスク)と同じようなものです。
パソコンは脳を取り出したようなものですが、脳もコンピューターと同じようなものです。
AI(人工知能)の開発が進んでますが、今後はAIありきの時代がやってくると思います。
少し話が脱線しましたが、基本的には、脳は一度観たものは忘れません。
起きている時は、ずっと風景を録画をしているものだと思っても良いです。
一度何気なく通ったことのある道は、しばらく期間が空いても、なんか見覚えがあると、思い出すこともありますよね。
年を取ると、思い出すのに時間がかかることがありますが、健康な脳の状態なら、思い出すのがどんどん大変になってくるだけです。
年を取れば取るだけ録画した記憶が溜まって行きます。
脳の中の検索エンジンが、膨大の量の記憶からその記憶を見つけるのに時間がかかってしまいます。
映画の「インサイド・ヘッド」を見ると、記憶(体験)がどうなっているのかわかりやすい映画なので、理解が深まると思います。
そんな脳の特性を生かして、作詞に便利な、自分らしい言葉でキーワードを探す方法を解説します。
子供の頃にやったあの遊び
条件としては、「テーマ」が決まっている状態が好ましいです。
今回の解説では、テーマが「夢」だとします。
その「夢」というテーマを頭に入れつつ、「しりとり」をします。
記憶はきっかけがあると思い出しやすいです。
芋釣り式に繋がっています。
パソコンの「フォルダー」みたいに、まとまって記憶してます。
このしりとりはルールをしばるので、「しばりしりとり」と私は呼んでいます。
ではやってみましょう。
どんな言葉から始めても良いですが、
今回は夢がテーマなので、夢という言葉から始めてみます。
夢 →
目立つ →
つまづく →
悔い →
今 →
まっすぐ →
具現化 →
カブトムシ →
疾走 → ・・・・・
など、長い時間、一人でも「しばりしりとり」ができると思います。
バンドメンバーで、一緒にしりとりをして遊んでみるのもおもしろいと思います。
上の例だけでも、人物像や物語が浮かび上がって来たのではないでしょうか?
このしりとりの方法はこの本を参考にしてます。
夢をテーマに物語を書いて下さい、と言われるより、夢をテーマにしりとりをする方がポンポン言葉が出てくると思います。
しかも、自分らしい表現の言葉です。
テーマが夢で、「カブトムシ」はなかなか出てこないと思います。(自画自賛w)
注意点は、しりとりを続けることが、目的ではないと言うことです。
通常のルールでは、「ん」で終わってはいけないと思いますが、「ん」で終わったら、適当な頭文字からまた再開して、キーワードをたくさん出して下さい。
それと、言葉が知らないと、マニアックな言葉や表現は出てきません。
言葉を知らないほうが、逆にシンプルでわかりすくて良い場合もありますが、自分のアーティストのスタイルの問題です。
言葉・語彙(ボキャブラリー)を増やすには、読書がおすすめです。
特に作詞のレベルを上げるなら、短歌、俳句、小説など文学的なものと、哲学、格言、ことわざ、慣用句がおすすめです。
他人の詞の勉強は、影響を受け過ぎてしまうことがあるので、ほどほどに分析して、コツを掴んだら、上記の書物を読むと幅が広がります。
次は、詞のテーマが見つからない人の為の記事です。
ネタ切れを起こす心配がなくなります。
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