力の抜き方や、脱力のやり方は、色々とありますが、物の重みを感じることでも、どんどん力が抜けて行きます。
自律訓練法では、「腕も重みを感じる」というのが一般的なやり方ですが、結構、難しいと感じています。
実際に物を持ってやると、意外と難易度が下がります。
他には、「腕の温かみを感じましょう」というのもありますが、あったかいものを持ってから、思い出す訓練を繰り返した方が早いです。
ヴィパサナー瞑想ですが、呼吸に意識を向けたり、動かしている部位を意識に上げたり、と「意識に上げることが重要」です。
ヴィパサナー瞑想も自律訓練法も抽象度を上げてシンプルにすると、「無意識に感じていることを意識に上げましょう」ということになります。
気功の講座を受講している方には、お伝えしていますが、気功は「言葉(言語)を意識に上げること」ということも、最初の理論の解説で話しています。
自律訓練法もヴィパサナー瞑想もやってみたけど、「よくわからなかった」という人には、この重みを使ったやり方は、朗報だと思います。
気の玉の作り方や、丹田への気の玉の押し込み方を、講座では、丸い人形を使って、やっていますが、現物の臨場感の方が強いので、ヴィパサナー瞑想の時も物を使いましょう。
ヴィパサナー瞑想とは、「今この瞬間のありのままの自分をよく観る」ということです。
では、実際のやり方ですが、シンプルで、何でも良いので、「物を持って、物の重さを感じる」だけです。
何でも良いというと、やらない人がいるので、指定をするならば、500㎖のペットボトルを持ってみましょう。
普段の生活をしながらやるのであれば、半日かけてやります。
これなら、毎日できます。
ちょびちょびと、中身を飲みながら、さっきより、軽くなったことを感じることを繰り返します。
空になったペットボトルが、最高に使えます。
ペットボトルの蓋も使えます。(かなり難しいです。)
軽いものの重さは、集中しないと感じ取れません。
それと、力が入った状態も、重さを感じ取れません。
軽いものを、感じようとすると、どんどん力が抜けて行きます。
それで、脱力していきます。
筋肉とは、運動器官であり、感覚器官とも言えます。
脱力できていると、感覚が鋭くなります。
気功で言えば、気感・体感のレベルが上がります。
持っているものを、「感じよう」と意識を持っていくと、自然と力が抜けて行きます。
例えば、ギターを弾くときに力んでしまう方は、ギター本体やピックの重みを感じながら、弦を弾きます。
上手な速弾き奏者の筋肉の状態を見ると、力んでいる人はほとんどいません。
ヴァイオリンだったら、ヴァイオリン本体と弓の重みを感じます。
ドラムだったら、スティックの重さを感じながら、振り下ろします。
楽器演奏者で腱鞘炎になりやすい人は、力み過ぎています。
ミュージシャンは指の怪我が怖いので、あまり包丁は持たないと思いますが、腱鞘炎の時に包丁を使うと、かなり痛いです。
そんな時も、包丁の重さを感じながら、肉や野菜を切ると、力まづに物が切れます。
感覚の良い人なら、腕の力ではなく、体幹や腸腰筋を使って、包丁を扱っていることに気付けます。
物を扱う時に、ついつい、腕の力を使ってしまいがちですが、体幹や腸腰筋など、大きい筋肉を使うと、脱力したまま、達人のような動きができます。
野球だったら、バットの重みを感じて、テニスだったら、ラケットの重みを感じながら、ゴルフだったら、ゴルフクラブの重みを感じながら、スウィングすると、ボールに力が行き渡ります。
ペットボトルの話に戻りますが、気功は記憶の再現性を利用しているので、空のペットボトルを持ちながら、500㎖入っている状態や、半分入っている状態を思い出すのもかなり良いです。
そうすることによって、気の玉を重くしたり、軽くしたりと、気の玉の操作も上手になります。
物を持たなくても、できます。
それは、洋服の重さや靴下の圧迫を感じることです。
洋服を汚されたたり、引っ張られると、嫌な感じがしますが、それは、洋服が皮膚のように自分の一部になってしまっているからです。
オーラも同じです。
オーラは空間認識と解釈できます。
人間関係や国によって違いますが、縄張りのように、近づいて良い距離が決まっています。
新しい洋服を買う時に試着をすると思いますが、自分のものになっていないので、着心地が良いとか悪いとか、違和感があると思いますが、洋服の重みを感じることは出来ます。
座禅を組んで、ヴィパサナー瞑想をする時も、呼吸に意識を向けたり、腕を上げて実況中継をするわけですが、うまく行かないこともあります。
なぜなら、ほとんどの人は「3秒も集中できない」からです。
脳はすぐに飽きてしまいます。
それと、いろんなことを3秒で判断します。
いろんな3秒ルールがありますが、そういった意味でも、3秒で脳は切り替わります。
気功にも、3秒を気を流してフィードバックを取る「3秒ルール」がありますが、はじめての気功では、丁寧さが重要なので、教えてはいません。
気功上級者は、「気功の3秒ルール」を実践してみて下さい。
ですので、ヴィパサナー瞑想をする時に、肩に洋服が触れている、上腕に洋服が触れている、前腕に洋服が触れている、手首に洋服の圧迫がある……、というスパスパと意識を切り替えるやり方も有効です。
「重みがある」「触れている」のどちらでも良いです。
あとは、空気抵抗を感じるということでも、出来ます。
「美肌クリーム・ツボの中」という気功技術がありますが、巨大なツボの中に入って、ツボの中がクリームで満たされているとイメージします。
ツボの中で身体を動かして、クリームの抵抗を感じるだけで、美肌クリームが浸透していきます。
クリームの臨場感がわかなければ、空気抵抗を感じても良いです。
ちなみに、テレビ番組は飽きさせないように、長くても15秒以上同じ画面でいることはほとんどなく、スイッチングを繰り返しています。
早いと、3秒から4秒で、画面が切り替わります。
テレビチャンネルをザッピングする時も、2~3秒で「面白そう」「つまんなそう」と判断していると思います。
まとめると、瞑想は臨場感の強い、「物」を使って、重みを利用すると、深いトランスに入れます。
軽いものの重みを、感じようとすると、どんどん力が抜けて行きます。
物理的に考えると、10グラムの物を持ち上げるのには10グラム以上の力が必要になります。
天秤の仕組みです。
10グラムのものを、9グラム以下の力で持てば、重みを感じられます。
1円玉は1グラムなので、1円玉を指先に乗ってけて脱力することもできます。
手のひらより、指先の方が感覚が鋭いので、指先に乗っけましょう。
この時に姿勢が悪いと、力が抜けすぎて倒れます。
本気の脱力は、座って居られないです。
倒れて、口が開いて、よだれを垂れ流し、ふん尿も垂れ流すレベルを本気の脱力と言います。
動けなくなるほどの脱力も、体験した方が良いですが、社会的機能を発揮できる脱力の方が役には立ちます。
1円玉を指に乗せて、一円玉と均衡(バランス)を取るように脱力していきます。
感覚的には、1グラムの気を全身に流すような感じです。
かなり、脳疲労しますし、強烈ですので、500㎖入ったペットボトルから始めて、徐々に軽くして行ってください。
とにかく、丁寧に行って下さい。
丁寧にやっていくと、他人の身体の使い方が、いかに雑なのかも、見えてきます。
では、遠隔ヒーリング「オーラドレナージュ」のフィードバックです。
(ここから)
夜いつもよりもぐっすりと眠ることができましたし、次の日はお通じもあり一日中
活発に動きまわることができました。
昨日も私にしてはぐっすり眠ることができましたしおかげで気持ちも前向きに過ごせています。
(ここまで)
(ここから)
フィードバックですが、深く眠れているせいか、体調も良いです。
ただ、良く眠れている気がするのに、やたら眠気が襲ってくるのは、身体の内側が熱く感じるからかもしれません。身体がぽかぽかしているせいか、ここ数日はすぐ眠くなります(寝つきも良いです)。
いつもなら、冷えが気になってくる時期なのに、割と薄着で過ごせていることにも気がつきました。
(ここまで)
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遠隔ヒーリング「オーラドレナージュ」を寝ながら受けてる時に飼っている猫がお腹の上に乗ってきてゴロゴロとくつろぎ始めました。
お腹と腰回りがピリピリしてきて
終わった後は腰にあったつっぱる感じの違和感がなくなっていました。
(ここまで)
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体と心のコントロールが、割と巧くいった週でした。先週で新たなゴールを見い出せたので、その調整を今週はやれました。そして気の出力が上がったと言うか、今までより高い所で術の強さが安定した様な気がしてます。
(ここまで)
(ここから)
身体がバキバキで精神面でも肉体的にも限界に近い状況でしたが、リフレッシュする機会も貰い楽しく週半ばからは、過ごす事が出来ました。
多分気の流れが変わったからだと感じてます。
(ここまで)
次の遠隔ヒーリングは「脳幹」です。
お楽しみに!
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