なぜ年を取るとキーが下がる歌手が多いのか?

年を取るとなぜ声が低くなってしまうのか?というお話です。

ミュージシャン専門の気功整体と謳ってながら、ミュージシャンの整体についてあまり書いてないブログですが、今回は書いてみようと思います。

昭和歌謡のヒットソングなど、懐かしの曲を現役で歌ってらっしゃるボーカリストの方も多々います。

そんな中、「あれっ、キー下がった?」と違和感を感じる方もいます。
あとは、「あれっ、声が出なくなった?」など。

なぜ、高い声が出なくなってしまうのかというと、頸椎と頭蓋骨の角度の関係に答えがあります。

いわゆる、猫背という状態は、頸椎の屈曲と頭蓋骨の後傾の状態です。

背中が丸まって、前を向こうすると、頭蓋骨が後傾します。
そうすると、咽喉の声帯が伸びて、低い声が出しやすくなって、高い声が出しづらくなります。

バイオリンとコントラバスのの弦の違いで分かるように、低い音を出すのには、弦を太くして長くします。

声帯が伸びてしまうと、高い声が出しづらく、低い声が出しやすくなるという仕組みです。

つまり、胸椎や頸椎の伸展の動きが足らないと、声は低くなってしまいます。

逆に低い声や低いデスボイスを出したい方は、この動きを取り入れると、低い声や低いデスボイスが出しやすくなります。

余談ですが、若く見られたい方は、顔ばっかりをいじるのではなく、背骨が自由に動いて、丸まって見えない状態になると若く見えます。

 

ホイッスルボイスは、「後頭部から声を出すようにする」という、なんとも抽象的な教えがありますが、言語化すると、頸椎を伸展させて、頭蓋骨を前傾させるという意味になります。

簡単に言うと、あごを引くということです。
もしくは、上目使いになるということです。
ホイッスルボイスは出る人出ない人がいますが、あごを引くと高い声が出やすくはなります。
もっとマニアックなことを言うと、腕の上げ方でも、声の出しやすさに変化は出ます。

高い声と言えば、この方、ぽんぽこの高木ひとみ○さん。
頸椎と頭蓋骨の角度に注目して観て下さい。

高木ひとみ○さんは、歌の上手い女性芸人として紹介されることもあります。
歌を歌っている時は、普通の声で歌ってます。
その時は、あごを通常の位置に戻しています。

「高木ひとみ○ 歌」をYouTubeで検索すると、歌っている様子が見れます。

 

なぜ年を取るとキーが下がる歌手が多いのか?年を取るとなぜ声が低くなってしまうのか?の結論を言うと、姿勢によって、声の出しやすさが変わるということでした。

背骨・体幹部が固まってしまうと、声に限らず、いろんな所に影響が出てしまいます。

動く身体ではなく、使える身体・動きたくなる身体の身体開発をフィジカリスト気功でお伝えしています。

 

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