なぜ、速読で本を読むのか?
その前に、なぜ本を読むのか?
本がたくさん読めても、知識だけ増やしても、期待した効果は残念ながら出ない事でしょう。
読むのが無駄な速読のやり方
ネットで調べれば出てくるような内容ばかりの本を読むこと。
1ページ何秒や1冊何分という、本の中身よりもタイムばかり気にする本の読み方。
小説を速読で読むこと。
小説は文体を楽しむものです。映画やドラマを2倍速や3倍速で見るようなものです。
知っている漢字だけぱらぱら見て、頭の中で本の中身を構成する。
これでは、知らない知識を頭に入れる為に本を読むのに、あまり意味がありません。
飛ばし読みも同様です。
これらの方法は速読術では、「フォトリーディング」や「キーワードリーディング」と呼ばれています。
本は、本を通して読者と著書が1対1で向き合う行為です。
一字一句飛ばさずに読みます。
速読より熟読の方が、学習効率もいいですし、大学の教授によっては、A4用紙1枚のたった数十行の文章を、1年かけて勉強します。
では、なぜ速読が必要なのかもう一度考えて見ましょう。
速読が出来る人と、出来ない人の違いも考えて見ましょう。
読書をする理由
(引用開始)
そこには、単なる情報収集以上の知的好奇心を満たすものが必ずあり、新たに英知を発見する感動があるはずなのです。
人生を豊かにし、あなた自身を成長させるきっかけをつくってくれるもの。
それが本を読むという行為なのです。
(引用終了)(苫米地英人 ほんとうに頭がよくなる「速読脳」のつくり方 p4)
これから「AI」(人工知能)の時代がやってきます。
電子書籍化が発展し、AIがネットに繋っていて、すべての電子書籍をインソールすれば、ほとんど知識はある状態からはじまります。
作業はAIに全部任せます。
では、人間には何ができるのか?と思考してみるのもおもしろいと思います。
RPG(ロールプレイングゲーム)で言えば、レベル99(MAX)状態で、必要なアイテムもお金も全部揃っている状態と同じようなものです。
あまり表現はよくないと思いますが、住居もご飯も用意された「檻の中の動物」や「虫かごの中の虫」状態になる人も出てくるかも知れませんね。
すでに我々の管理化は始まってますね。
Facebookを経由しないと使えないアプリも増えて来てます。
2045年問題として、主に職業のことでいろんなことが予測されていますが、実際に2045年にならなければわからないでしょう。
巷のうわさは鵜呑みにしないで、未来を見つつ今やるべきことが大事です。
最近「絵」が書けるAIが登場しました。
だいぶ前から、メロディーを入力すれば、それに合うコード進行をいくつも設定してくれるDTMソフトもあります。
AIが小説を書けるようにもなりますし、作詞もできるようになります。
必要なのは、プログラムの設定です。
例えば、コンピューター占いで、「生年月日」「性別」「血液型」を入力すると、「あなたはこんな人間です。」とコンピューターに診断結果を言われるようなものです。
診断結果も、誰かが、プログラミングしてます。(コンピューターの時点で誰かがプログラミングしてます。)
それを自慢げに「私はこんなタイプだった。」とSNSで公表する人もいますが、大丈夫なのでしょうか?
例えば、「あなたに向いている職業はこれ」と結果が出て、次の日に辞表を出す人が周りにいないだけでも安心してますが、危ないのは子供や学生が占いのようなもので、本当に自分の職業を決めてしまう恐れがあることです。
まず疑いたくなるのは、その占い師や占いを作った人の知識量です。
ただ、遺伝子検査による職業や配偶者選びの適正審査が当たり前のような時代もやってくるかも知れませんが、重要なのは「集中」と「継続」です。
やりたいことをやり続けるのには、「集中」と「継続」が必要です。
飽きてしまったり、満足してしまっては終りなのです。
言い換えれば、ゴールを達成してしまったら終りです。
コントロールされる側ではなく、自分自身で未来を設定できるような、「大いなる勘違い」が必要です。
占いについては、「いつ・どこで・だれを・何人」のアンケートを取ったのかという、エビデンス(証拠)が無いので、信じる必要はありません。
自由意志を、わざわざ誰かに決めてもらってどうする?ということです。
そこに「自己責任」と言う言葉が乗っかってきます。
AIの問題は「自由意志」と「情動」を持つかという所だと思います。
要するに、何かを決断するには情報を落とさないと計算量が爆発します。
枝分かれした道にたどり着いた時に、右の道を進むのか左の道を進むのかを決めるのを、自分の履いている靴を空高く蹴り上げて、落ちた靴のつま先が向いた方に進むくらいの、「ランダム性」を利用した思い切りは必要ですが、「進む」「進まない」の選択も行われています。
考えれば考えるほど、人は何もできなくなります。
思い切りのいい人ほど成功します。
自分の脳は「ストロングAI」だと思って、抽象度を上げて、自分の脳に対して「命令する」「許可する」訓練が気功の上達にもなります。
だいぶ話が脱線しましたが、速読をする理由は
(引用開始)
350ページの本を5分で読みきるには、読者側がもともともっている知識量がなにより大切です。(p33)
ゲシュタルトとは個々の情報から全体像を把握することです。(p38)
あなたは最初の1行目が読めていない!?
これはなにを意味するのかといえば、例えばあなたがいま買ったばかりの本を開いて最初のページの1行目を読んだとしても、本当の意味でその1行目を“読み込めていない”ということになるのです。
なぜならゲシュタルトが構築できていない状態で読んでいるからです。
逆にゲシュタルトが構築できている人間は誰かと言えば著者です。
それは、本の内容を当然ながら先に全部わかっているからです。(p40)
1冊の本を本当に理解するには何度も読むことが必要なのです。(p42)
つまり、大きく分けて、速読術には二つあるのです。
(1)内容を素早く理解するための速読術
(2)読めなくていい本を見つけるための速読術(p46)
(引用終了)(苫米地英人 ほんとうに頭がよくなる「速読脳」のつくり方)
ということです。
ほとんどの方は、小学校から国語の授業で本の読み方を学習してます。
テストで、
「それ」とは何を差してますか?
この漢字の読み方は?意味は?
などと、じっくり教科書と向き合ってます。
学校教育の問題は、提示の仕方です。
もっと、「なぜ学習が必要なのか?」という「Why?」のところがないので、やらされている感があり、自主性があまりないのです。
つまり、それが「ゴール設定」なのです。
進路相談のようなことも、学校で行ってますが、ドリームキラーの教師に当たってしまっては、破滅的です。
社会経験もほとんどない、大学を卒業してすぐ教師になってしまった人が、本当に世の中のことを知っているのでしょうか?
学問と社会は分けて考えるべきです。
学校のテストの点数だけで、将来を判断されても困ります。
進路を相談するのなら、夢を応援してくれる人の方が良いです。
ゴール設定の方法はこちらの講座でパーソナルセッションをしてます。
「はじめての手帳講座」
次は、具体的な速読のやり方を解説します。
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