練習次第で、誰でもできるようになる速読術。
徐々にステップのレベルを上げていくだけで、できるようにデザイン(設計)してます。
3つのファーストステップ
(引用開始)
本を一字一句落とさずに早く読む方法。それが苫米地式速読術ハイサイクル・リーディングです。
この速読術は、人間の生体時間=クロックサイクルを上げることで速読を実践するものです。クロックサイクルを加速させて、あなた自身がハイサイクル化されることで速読を実現させるというものです。
ただし、いきなりクロックサイクルを上がるのはなかなか難しい作業ですから、段階を踏んでいきましょう。
ステップ1では、速読意識の醸成
ステップ2では、速読テクニック”先読み”の習得
ステップ3では、あなた自身をハイサイクル化させるためのトレーニング法
(引用終了)(苫米地英人 ほんとうに頭のよくなる速読脳の作り方 p48、49)
ステップ1の醸成は「じょうせい」と読みます。
ここでの意味は「速読意識を徐々に作り出す」ということです。
速読意識の醸成
速読ができるようになるまでの準備段階です。
「月に1,2冊は本を読む」という人が36,1%、「月に3,4冊」が10,7%という世論調査があります。
つまり月に4冊本を読めば、トップ10%以内に入れるということです。
週に1冊から始めましょう。
IQを高めるには小説がおすすめです。
小説は登場人物やストーリーを頭の中でしっかり構築しながらでなけば、楽しめません。
小説は臨場感を上げやすいだけではなく、情報量も莫大です。
おすすめの小説は映画の原作です。
頭の中に映画の内容が入っていれば、ゲシュタルトが出来ているので、スッと文章が入ってきます。
個人的に好きな小説家は、「伊坂幸太郎」です。
伊坂さんの小説は、映画化されているのも多いので、小説を読んだことのない方は、映画を見てから、小説を読むと本の楽しさに気付けるから知れません。
速読を使わなくてもいいから、まずは本を読むことを習慣づけることが、ステップ1です。
先読みのテクニック
準備運動は、意識して速く読むことです。
見開き2ページを約1分で読むことに挑戦してみましょう。
それだけでも、十分読むのが速い方になります。
それでは、先読みのやり方です。
重要なのは「2行目も意識する」ということです。
読んでいる、となりの行を意識するということです。
(引用開始)
読まずに意識的に見ておくだけでも、ちゃんと情報処理はできてます。
そのためには、読んでいる行の1行先の行に視点をおきながら読むようにします。
とはいえ、慣れないうちは隣の行を全部”見る”のも難しいかもしれません。そういう場合には、1行を上中下の三つのパートに分けて読むことをお勧めします。
行の上を読む時は、隣の行の上の部分も無理なく視界に入っているはずです。これを文字情報として脳にインプットしておくのです。続いて、中の部分に読む場所が移ったら、隣の行の中の部分が自然に目に入ってきます。これももちろん文字情報としてインプットします。そして最後の下の部分を読み進めながら、隣の行の下の部分を見、これもインプットします。
すると、1行目を読み終わったときには、2行目も自然にゲシュタルトができているわけです。ゲシュタルトができている状態で読む2行目はすぐに読めてしまうはずです。
(中略)
このようにすぐ隣の行を、先に見てしまうのが”先読み”の基本テクニックです。
(中略)
2行読みができるようになったら、次は3行読み、4行読みと、読む行数を増やしてみてください。
(引用終了)(苫米地英人 ほんとうに頭のよくなる速読脳の作り方 p61~62)
ステップ1,2をまとめると、「まずは本を読むことに慣れましょう。」ということです。
小説でなくても、自分の仕事に関わる分野のビジネス書だったり、対人関係の本でも最初は何でも良いと思います。
少し速く読む、少し隣の行を意識するのを、習慣化するまで続けていけば、そんなに難しくはありません。
図書館でも良いと思いますし、古本屋に行くことからはじめてみるのも、良い刺激になります。
ステップ3の、あなた自身をハイサイクル化させるためのトレーニング法は、次の記事に書きます。
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