助動詞は、限定表現です。「~に違いない!」と、限定します。
相手に使う場合は、「~に違いない」と、限定するので、言葉の意味と使い方を間違えると、逆鱗に触れて激怒されることもあります。
もしくは、自分に強く言葉で注意されているのに、気付かないと大変なことになります。
中学レベルの助動詞の基礎
助動詞の使い方ルールは、動詞の前に置きます。
順番は、
主語 + 助動詞 + 動詞の原形
です。
過去の話の時は、助動詞が過去形になり、動詞はそのまま使います。
I speak English.
私 話す 英語
から、助動詞を足すと
I can speak English.
私 出来る 話す 英語
と、なります。
直訳すると、「英語が話せます。」と、英会話という能力が身に付いている言い方になります。
それに対し、過去形は
I could speak English.
私 出来た 話す 英語
は、直訳すると「英語が話せた。」
と、ジョークなのか、帰国子女で昔は話せただけなのかわかりませんが、「can」の助動詞が過去形になります。
canとmayの違い
「can」には、「~していいよ。」とか、疑問文にしたら「~していい?」と許可を取る時にも、使います。
「can」の許可はフレンドリーな軽さを持っています。
「may」も同様に、疑問文にしたら「~していい?」と許可を取る時に使いますが、「can」とは意味が違います。
「can」はフレンドリーな言葉と言ったように、自分が主体の許可です。
「may」は相手が主体で、「can」より丁寧な言い方になります。
Can I help you?
してもいい 私 助ける あなた
May I help you?
してもいい 私 助ける あなた
と、日本語の意味自体は同じですが、直訳すると、
Can I help you?は「手伝ってあげようか?」
と、自分に主導権があり、それに対し、
May I help you?は「お手伝いしましょうか?」
と、相手に主導権があります。
お店の店員がお客さんに声を掛ける時は、お客さんに主導権があるので「May I ~~」と言うのが、普通です。
「May」には、上から目線の許可の意味もあります。
目上の者が下の物に与える許可です。
You may ~~.
と、相手に使う時は、立場がよくわかってないと、「カチン」と来られる時もあります。
例えば、
You may go home.
あなた してもよい 行く 家
と言えば、上から目線で、「お前帰っていいよ。」という許可の言葉になります。
CanとMayの使い方
英会話でこの2つの使い方は、
Can I ~~~?
May I ~~~?
の疑問文での使い方です。
「Can I」は自分が何かをする時に、相手に許可を取る時に使います。
例えば、
Can I use the bathroom?
してもいい 私 使う トイレ
と、直訳すると「トイレを使わせて」や「トイレ貸して」とフレンドリーに使います。
丁寧な言い方にするのであれば、
Can I please use the bathroom?
と「please」を付けたり、
May I use the bathroom?
と、変えれば良いでしょう。
余談ですが、
「toilet」と「bathroom」の違いは、「toilet」と使う時は、飛行機やレストランなど、お風呂が付いてないトイレだけの時に使います。
友達の家などでは、「bathroom」と言った方が、良いのですが、国によります。
アメリカでは、「bathroom」と言った方がよいのですが、イギリスでは「toilet」の方が良いです。
トイレは、他には、「restroom」「men’s room」「lady’s room」という言い方があります。
海外旅行の際には事前に、その国ではなんて言うのか調べておくと、良いです。
「may」は立場によって使い分けます。
「can」は友達に、「may」はお店の従業員や知らない人などの「友達以外」と、覚えておけば問題は起きないです。
友達に、「may」を使うと、距離感を感じられてしまうかも知れません。
まとめ
英会話の時に助動詞の使い方がわからない場合は、フレンドリーな人だけに使いましょう。
「Can I ~~~」はよく使いますが、「Can you ~~」は気をつけましょう。
「Can you ~~」は、何かに対し「これお願い出来る?」と、いう意味ですが、お願いするときに言うのを、
「Could you ~~」の場合の方が良い場合もあります。
「Could」は「Can」の過去形です。
少し時間軸をずらした表現なので、「今すぐ感がなく」少しやわらかい表現になります。
これも「Could you please」や語尾に「please」を入れると、さらに丁寧になります。
それと、「Can」には能力に関する意味があり、「Can you」にすると、「お前はできるのか?」と、「馬鹿にされているのか?」と相手に受け取られることもあります。
このことを頭に入れてから、映画(洋画)や海外ドラマを見て、「どんな風に使い分けているのか」を、観察すると、使い分けが理解出来るようになります。
一度では理解できないかも知れませんが、理解が出来てくると、「日本の文化と違って、英語や海外っておもしろいな」と思えてきます。
結論から言うと、英会話初心者は、助動詞を使う時は「Can I」と「May I」と「Could you please」の3つだけ覚えて下さい。
慣れてきたら、いろんな頼み方やお願いの仕方のボキャブラリーを増やしていって下さい。
もし、相手から「Can you ~~」「You may ~~」などの表現を自分に言われていたら、強く言われていることを認識して下さい。
余談ですが、
オバマ大統領の「Yes we can」と言う名言がありますが、「we」の「私達」という所がミソです。
「私達は出来る」と、主導権が自分達にあるという強いメッセージが、支持率を上げたと言われています。
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